BLUES ROCK NIGHT 2014

2014.12.22 BLUES ROCK NIGHT 2014 LIVE REPORT
(Sachiko Ohashi)

〜Blues Rockはハートに汗をかける音楽 by:ichiro〜
身体的で、体感的な表現をすると、ichiroさんの言葉がピッタリな音楽。
私は一体どういう風に体感してるかと言いますと、
“血が逆流するような“感覚になります。

周りのお客さんや、どこからともなく聞こえてくる会話の端々に
Blues Rock好きが集まっていることも感じました。

■オープニング・アクト Ryu Band
ichiroさんのいとこ・Ryuさんのトリオ・バンドで、もちろんBlues Rock!
ベーシストは、ex. Rockamencoで活躍されていた羽田北斗さん。
髪型が変わっていたのですが、何度も観ていたからか、気付きました。
Ryuさんはichiroさんの20thファイナルの渋谷クアトロで一度拝見して以来。
プレイを観てる限り、同じ音楽が好きということもあるのでしょうけど、影響は計り知れず。驚きました。あっという間の時間。良かったーーー。

■QUORUM
InterFM看板番組“The Dave Fromm Show”をレギュラーで聴いていて、
注目のバンドと紹介されていたので、1曲聴いてた。
まず視界に入ったのがドラム。ハード・ロックでは時々遭遇することはあれど、突き刺すようなドラムで、煽りっぷりが半端じゃなかった。異彩を放つ感じで。
ヴォーカルの真太郎さんは理系で現役東大生。現在(2015年から)はドラムを真太郎さんの弟さんが担当。
ギターの遊太さん:スタイルがジョニー・ウィンター&デレク・トラックスの様相で、芯のある太いギター。歌も良かった。
バンド全体の突き抜けて行く感じがRainbow、Deep Purple、エアロ…70年代の空気感を持っていた。彼らの同世代では少ないだろうし、貴重な存在。

SxSW 2015(Austin, TX)に出演決定という点に親近感を覚えた。

■ichiroさんを中心としたBlues Rock Night

〜意味の深みへ〜

QUORUMの後、次はどんなステージになるのかな? と思っていたら、ichiroさんとおがんさん、丹菊さんのトリオ・セットで1曲。
“Want Your Love So Bad”
久しぶりのこの感じ…1曲目から身震いするほど。
おがんさんのベースを2年ぶりに生で聴いたのだけど、圧倒された。
この日、いちばん音がよく出ていて、存在感もあって。
丹菊さんと、おがんさんが最後まで全体を包んでいた。

ichiroさんが中心となって、ミュージシャンとのエピソードやチャーミング・ポイント(?!)を織り交ぜて紹介し、ステージに登場する形で進行。

住友俊洋さん from:大阪

ichiroさんとは長いお付き合い。
初共演はLightning Blues Guitar Fes '05。
ずっと一緒にこういうステージを演りたいね! とichiroさんと話し、今回実現。
ichiroさんは、第1回はスミちゃん! という構想があったのだそう。
私はichiroさんを通じて住友さんのライブは3回目。
エナロック、PRSイヴェント@東京・渋谷、そしてこの日。
スライド・ギターの極意。
ichiroさんが、ぜひともスミちゃんに! という、その理由がよくわかりました。
トークでは、少ない言葉の中に含蓄があって、歌も歌っていただいて。

Chihanaちゃん

女性ブルーズ・ギタリスト。紅一点と紹介されてましたが、女性的なスタイルと男性的なワイルドさの両方を持ち合わせている印象でした。
ファイヤーバードと、きれいなデザインのリゾネーター(ドブロ)を。
ロバート・ジョンソンの曲もあり、歌えるギタリスト。

Duran(内藤デュラン晴久)さん

ichiroさん曰く「すごくいい、オレに近い」と前評判も高かった。
稲葉浩志さん(B'z)のライブ・サポートも務め、自身のバンド、Made in Asiaでも活動中。ギター&ヴォーカリスト。
持ち物にも身体の一部(笑)にもFender、アコギもFender。
アナログを好み、Vintageサウンドが好きだというから、本物のFender Man。
私の個人的なこだわり、ギターを提げてる位置が誰よりもちょっと低めで。
あら〜いいんじゃないのぉぉぉ!!!
自分なりのBluesで表現します、と言って1曲。

■アコースティック・セット

エレクトリック・ギターで、ギンギンに彩った後、座ってアコースティック・セット。
エレクトリックはバリバリ・ギターズだったり、ギンギンだったり、空を駆け抜けたりして、いい緊張感がある。
アコースティックはほどよく少し緩めて。あたたかな雰囲気が出ていた。
ファミリー的で、暖炉を囲んでるようなギターでの会話。プラス、洒落た空間。
音楽が繋げてくれる。世代も性別も人種も関係なく、とichiroさんのコメント。

■再びのエレクトリック・セット

ichiroさんがメイン・ヴォーカル&ギターではない時も、ichiroさんも一緒にステージに立って、音を出し続け、コーラス参加や歌うシーンもあり。
QUORUMの遊太さんも交えて、Duranと二人でサンバーストのストラト共演の競演!!
きみたち、本当に20、30代? と訊きたくなるような味のあるギターでしたね。
彼らがここに招かれたのも頷ける。
ルーツが近いか同じ。同じ匂い。
シーンに合わせて、住友さんがステージに現れたり、Chihanaちゃんが加わったり、ichiroさんの曲をギタリスト全員で奏でたりして。

“Cannon Ball”

とても好きな曲で、聴きたかったから嬉しい。拍手喝采の大歓迎で。
スライド・ギターのマスターズにはぜひこの曲を! という粋な選曲。
住友さんとChihanaちゃんによる、スライド・ギターの掛け合いもあったり、出演者全員、それぞれの“華”の部分が表れているステージが繰り広げられていく。
曲中で、ichiroさんのギターと、Duranくんのギターを交換して、お互いのギターを弾いてたところも印象に残る
多くの方がその場面に遭遇した驚きと、ホットなシチュエーションにあのシーン良かったね、と思っていたのではないかな。

“Tenderness”

大きなイメージのあるichiroさんの曲。アルバムでは最初に始まるけれど、ライブではみんなで、というこのスタイルがいいなあ。丸く囲むとか、包む曲。
ラストはQUORUMのヴォーカリスト・真太郎さんも招かれ、

“Sweet Home Chicago”

もはやここまでギターが鳴ると、音がいっぱいになりがちなのだけど、ご指名→振って→リレーして→みんなで参加して→Homeに戻った。

最近のバンド、ソロを問わず、ステージの最後に出演者全員が揃って一列になり、手を組んで観客席に、音楽の神様に(?!)一礼する、というのを殆ど見かけなくなった。
80年代、90年代はあったんだよね。
始まりと終わりに、キッチリ線を引くというか、幕を下ろす感じが無くなってるのか、一礼するのが演劇や舞台だけのものになっているのかはわからない。
時代なのかな。。。ichiroさんはソロの20thファイナルでは行っている。
私はこのシーンがとても好きですけどね。

■ひととおり終えての感想(回想録)

このようなライブ・イヴェントが、かつて他にもあっただろうか…。
ここだけの、Blues Rockに呼ばれた方たちの集まり。
展開した一夜。また観たいね。
今回と同じ方が回を重ねた頃に再び登場したり、毎回登場していただいてもいいかもしれない。輪が広がったらもっと面白い。
出演の皆さんそれぞれが輝くステージ。
ステージ上も会場に居た人たちも巻き込んでゆく。
音楽、ライブとして奏で、歌って、観て聴くだけではなくて、生きた経験として体感したのではないでしょうか。
THE SONSが活動休止となって、その後まもなくこの日のichiroさんを観ること、聴けたことがとても良かった。
自然体で、自由で。これからのいい展望も見えて、感じたのです。
きっとその反対側では余裕が無くなるくらいまで、自分を追い込んでいく方法だったかもしれません。
懸命に汗をかいて、ギター弾き鳴らして、歌って。
その姿に心を打たれ、Blues Rockの素晴らしさを体感できました。
意味の深みへ。

※BLUES ROCK ASSOCIATIONメンバー、Sachiko Ohashiさんのブログ記事より一部訂正の上、転載させていただきました。
(Vintage Blue Sky:http://vintageblue09.blog45.fc2.com/)


2014年12月22(月)
吉祥寺 ROCK JOINT GB
Open 18:00 / Start 19:00 ※当日先着順入場
出演 - ichiro(G,Vo)、住友 俊洋(G,Vo)、小笠原 義弘(B)、丹菊 正和(Dr)、
Duran(内藤デュラン晴久)(G,Vo)、Chihana(G,Vo)、QUORUM、Ryu Band(O.A)
予約 ¥4500 / 当日 ¥5000 (ドリンク別)
[チケット]
LinkIconBRAメール予約
/RJGB店頭販売 / RJGBホームページ予約 / e+
問い合わせ - ROCK JOPINT GB
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-14

■ichiro
http://www.ichiro-net.com/index.html
■住友俊洋
http://slideguitar.seesaa.net/
■Chihana
http://www.chihana.org/
■Duran(内藤デュラン晴久)
http://ameblo.jp/naito-duran/
■QUORUM
http://quorum-rock.com
■小笠原義弘
http://ameblo.jp/oganchan/
■丹菊正和
http://www.geocities.jp/spicy_beat/


BLUES ROCK ASSOCIATION

ブルース・ロックを正確に定義することは難しいが、ブルースから何らかの影響を受けたロックのことを全てそう呼んでいいと思う。つまり、ロックのかなりの部分は、事実上ブルース・ロックなのだ。そしてまた、ギターが最も輝くことのできる音楽ジャンルのひとつだと言ってもいいだろう。その反面、新奇な音楽に押されて、古臭いものと思われているのも確かだ。
だが、そのブルース・ロックにこだわって活動をしている優れたミュージシャンも、日本には数多くいる。その代表がichiroだ。
ソロやTHE SONSでの彼の精力的な活動は、今の日本のブルース・ロック・シーンを牽引している。また、矢沢永吉や長渕剛のバックでの、ブルース・ロック魂を感じさせるギター・プレイでも大きな注目を浴びている。
そのichiroと音楽評論家の細川真平が中心となって結成したのが、BLUES ROCK ASSOCIATION(ブルース・ロック・アソシエーション)だ。

ブルース・ロックの魅力をより多くの人々に伝え、シーンを広げ、盛り上げていくことが、この組織の使命だ。

ichiroはよく「ブルース・ロックはハートに汗をかける音楽だ」と言うが、BLUES ROCK ASSOCIATIONは少しでも多くの人達のハートに汗をかいてもらうために活動している。

このBLUES ROCK ASSOCIATIONとギタリストのためのサイト TARGIE http://www.targie.com/が協力して、2014年12月22日、初のライヴ・イヴェント、“BLUES ROCK NIGHT 2014”を開催する。

出演はichiroのほか、世界級スライド・ギタリストの住友俊洋、稲葉浩志(B'z)のソロ・ツアーのサポートも務める若手のホープ=Duran(内藤デュラン晴久)、ドブロでブルースを弾き語る女性シンガー=Chihana、大きな注目を浴びる新人ハード・ロック・バンド=QUORUMなど、世代を超えた素晴らしいミュージシャン達だ。

かつて一度もなかった、ブルース・ロックにこだわりきったライヴ・イヴェント。12月22日、世界一熱いブルース・ロック・ナイトを体験してほしい!


BLUES ROCK ASSOCIATION
ichiro / 細川真平




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